釧路エリアでバラの咲くうつくしい街づくり。
釧路エリアでバラの咲くうつくしい街づくり。

Lesson1・・・・釧路での冬越し
釧路の寒さに耐えるための冬越し。バラの栽培を諦める一番大きな要因です。でも、この風土にあった栽培方法を知れば、とっても簡単に綺麗なバラを楽しむことができるんです。
STEP0
釧路の冬をおさらいしてみましょう。 釧路は北海道の中でも雪が少なく、土は凍りつきますが日照時間が長い。そんな釧路にあった冬越しの方法をお伝えします。
STEP1
来年の成長期のための土づくりから始めます。土に養分と細菌を巻きます。東京を中心とした教本には1月に、、、と書いてありますが釧路は寒いので、細菌が十分、栄養分を分解するためにはこの時期が最適なんです。
ローズフードを一株あたり400g撒いてていきます
そこにバイオポストを一つまみ加えて軽く攪拌しておきます。
これで、来年の土の準備は万全です。
STEP1
それでは冬越しの説明です。11月中旬になったら準備を始めます。土が凍る前です。必要なものは、ビニール(できれば透明じゃないもの)、それを支えるフレームと麻紐です。
STEP2
フレームを立てたら、それを覆うビニールの径に合わせて穴を掘ります。
STEP3
そこにビニールをかけます。
ビニールの下端は軽く埋めておきましょう。12月にればこ土が凍り、取れなくなります。
STEP4
ここからが大事なポイントです。
ビニールの上端をきりとってしまいます。
今、蓋をしてしまうとビニールの中の温度が上がりすぎ、暑すぎるのです。でも、
今しか土はほれません。だから、ビニールの中の温度が上がりすぎないように、上端は準備は切り取っちゃってください。
STEP5
12月になったら、十分気温が下がってきますす。そのタイミングで上端を麻紐で縛って閉じてください。
STEP6
そして3月1日になったら、上端を麻紐を解いて、ビニール内が熱くなりすぎないようにしてあげます。
釧路での冬越しはこれで完璧です。
 

デビッド・オースチン・ロージズ社 平岡誠
 
プロとして21年のイングリッシュ・ローズ栽培歴を持つローズ・ガーデン・デザイナー。 ガーデンの中でイングリッシュ・ローズがどのように育つかを知る数少ないガーデナーの一人。 2005年より3年間、国際協力事業団のバラ戦略短期専門家として、ブルガリアのカザンラク(通称:バラの谷)に派遣され活躍。 2006年よりデビット・オースチン・ロージズ株式会社に入社。 テクニカル・スペシャリストとして、各所のバラ園、個人のバラ庭園などのデザインと、バラ栽培のレクチャーをメインに活躍している。

TEL:0154-64-3987